後悔って、取り戻せないことだと思うんです。
逆に言えば、取り戻せることは後悔にならない。気づいた時点で、立て直せばいいだけ。9回の引越しを振り返ると、私の「あのときこうしていれば」も、この2種類にきれいに分かれていました。
ライフステージの変化に合わせて9回引越してきた経験から、取り戻せなかった後悔2つと、気づいて立て直せたこと2つ、両方お話しします。先に知っておくだけで減らせる後悔があるし、「あとから立て直せることの方が多い」と分かっていれば、引越しはもっと気楽になります。
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この記事でわかること
後悔って、取り戻せないことだと思うんです。
逆に言えば、取り戻せることは後悔にならない。気づいた時点で、立て直せばいいだけ。9回の引越しを振り返ると、私の「あのときこうしていれば」も、この2種類にきれいに分かれていました。
ライフステージの変化に合わせて9回引越してきた経験から、取り戻せなかった後悔2つと、気づいて立て直せたこと2つ、両方お話しします。先に知っておくだけで減らせる後悔があるし、「あとから立て直せることの方が多い」と分かっていれば、引越しはもっと気楽になります。
子連れの引越しで一番こたえたのは、荷造りでした。
日中は子どものことで手が回らないので、寝かしつけたあとの深夜にしか進まない。必死でやっている間は気にならないんです。でも数日続くと、「あれ、今日なんだか調子が悪いな」と後からくる。寝不足が、じわじわ効いてくる。
今振り返って思うのは、夜な夜な一人で抱え込まなければよかった、ということ。人の手を借りていいところだったんです。
荷造りは、1ヶ月前から少しずつ。使わない部屋のものから、1日1箱でもいい。完璧にやろうとせず、業者の梱包サービスや家事代行に頼るのも手です。睡眠を削る前提の段取りは、子連れだと本当にしんどい。
荷造りで先に消耗してしまうと、肝心の当日と引越し後がもっと大変になります。引越し全体の段取りは赤ちゃん連れの引越し|段取り完全ガイドにまとめているので、これから準備する方はあわせて見てみてください。
これは今でも「準備しておけばよかった」と思う後悔です。
真夏の8月、汗だくで回った内見の話は、赤ちゃん連れの内見チェックでも書きました。クーラーの効いていない部屋で頭がぼーっとして、「早く終わらせたい」が先に立ってしまったんです。
その場では気づきませんでした。住んでから、洗面所が想像より狭くて「お風呂上がりに子をどこに置くか」まで見ていなかったことに気づく。そんな「ここ見ておけばよかった」が、じわじわ積もっていきました。
今思うのは、夏は思考力が落ちる前提で動けばよかった、ということ。何をチェックするか、事前にリストにして持っていけば、暑さで判断を持っていかれても見落とさずに済んだはずなんです。
内見はその場の感覚だけで乗り切ろうとすると、意外と抜けが出ます。特に夏は要注意。見るべきポイントの整理の仕方は、上の内見チェックの記事にまとめているので、内見前にのぞいてみてください。
ここからは、後悔ではなく「気づき」の話です。
子どもの学区を考えたとき、ふと立ち止まりました。「このまま今の場所に住んで私立受験をさせるのか、それとも学区を気にしなくていいエリアに引っ越すのか」。住む場所が、子どもの進路に直結することに、そのとき初めて気づいたんです。
劇的な「しまった!」ではありませんでした。あれこれ考えて、考えて、最終的に引っ越すことを決めた。時間をかけた選択です。
ここが、前半の2つとは違うところ。荷造りや夏内見の後悔は、もう取り戻せません。でも学区の話は、気づいた時点で引っ越して立て直せた。
だから、これから住む場所を選ぶ方に伝えたいのは、子どもの数年後まで一度想像してみてほしい、ということ。保育園・幼稚園のことだけでなく、その先の進学のことまで。今すぐ答えを出す必要はなくて、「考えておく」だけで、見える選択肢が変わってきます。
保活や学区を具体的にどのタイミングで検討するかは、赤ちゃん連れの引越しで保活と学区を後悔しない3つのチェックにまとめています。
もうひとつの気づきは、家を探していたときのことです。
今、中古の戸建ての購入に向けて動いているのですが、最初は条件で探していました。広さ、駅からの距離、築年数、価格。譲れない条件を並べて、それに合う物件を提案してもらう。
でも、不思議なことが起きたんです。条件にぴったり合った物件を見ても、そこで暮らしている自分の姿が、まったくイメージできない。「いい物件ですよ」と言われても、ピンとこない。
そこでようやく気づきました。「私が本当に求めているのは、条件じゃないのかもしれない」と。
朝、どんな光の入る部屋で起きたいか。子どもとどんなふうにご飯を食べたいか。休みの日に、家のどこで過ごしたいか。条件を詰めれば詰めるほど、その「暮らしのイメージ」がどんどん遠くなっていったんです。
これも、気づけたから方向転換できました。条件リストを作る前に、「どんな暮らしをしたいか」を一度言葉にしておく。たったそれだけで、物件の見え方が変わります。条件は、その暮らしを叶えるための手段であって、目的じゃなかったんですよね。
ここまでの4つを、引越し前に見返せる形にまとめておきます。スクショ保存OKです。
取り戻せない後悔を、先回りで避ける
あとから効いてくることを、先に想像しておく
子連れの引越しで気づいた、後悔と気づきを4つお話ししました。
前半2つ——夜中の荷造りと、夏の内見。これは正直、取り戻せない後悔です。だからこそ、先に知っておいてほしい。荷造りは早めに人の手を借りて、内見は事前にチェックリストを準備しておく。それだけで避けられます。
後半2つ——学区と、暮らしのイメージ。これは「気づき」でした。気づいた時点で、引っ越したり、探し方を変えたりして立て直せた。引越しって、取り返しのつく軌道修正の手段でもあるんです。
全部を完璧に避ける必要はありません。「こういう後悔や気づきがあるんだ」と知っているだけで、ずいぶん違います。
完璧な準備じゃなくて大丈夫。少しだけ先を想像しておく。それだけで、引越しのあとの毎日が変わってきます。あなたは今、どんな暮らしをイメージしていますか。