赤ちゃん連れの引越しで業者選びに迷っていませんか。9回の引越し経験から、判断を間違えやすいポイントと後悔しない3つの判断軸をまとめました。比較疲れしている方にもぜひ読んでほしい1記事です。
引越し業者って、結局どこを選べばいいんだろう。
赤ちゃんがいると、その迷いはもっと大きくなります。
寝かしつけの合間にスマホで口コミを比べて、見積もりの電話中に限って泣き出して、寝不足の頭で「とにかく早く決めなきゃ」と焦る。私も、まさにそうでした。
業者選びは、会社の大きさだけでは決まりません。
大事なのは、当日に向けて何を整理しておくか、そして何を伝えておくかです。
私はこれまで独身時代〜出産後まで合わせて9回、引越しをしてきました。
そのなかで、業者選びで苦い思いもしています。
赤ちゃん連れの業者選びで、私が今なら見るのは次の3つです。
・事前のやり取りが会話になるか
・赤ちゃん前提で相談しやすいか
・「赤ちゃんがいます」と伝えられるか
この記事では、この3つを軸に整理します。
なぜ、業者選びは慎重になったほうがいいのか
引越し業者なんて、どこを選んでもそれなりにやってくれる。
昔の私は、本気でそう思っていました。
でも、その思い込みで痛い目を見たんです。
「大手だから安心」で選んで、後悔した
子どもがいなかった頃の、ずっと昔の引越しです。
名前をよく聞く大手だから大丈夫だろうと、ほとんど比べずに決めました。(引っ越し初心者あるあるですね)
結果は、運んでもらった家具の一部が壊れてしまい、その後は連絡するものの「確認しております」の一辺倒。引越しから1、2ヶ月経っても話が進展せず、対応することに疲れてしまい、正直泣き寝入りをしてしまったことがありました。
「規模」だけでは測れない
会社の大きさや知名度は、たしかに安心材料のひとつです。
でも、それだけで自分の引越しがうまくいくかは決まりません。
実際に運んでくれる人、当日の段取り、こちらの事情をどれだけくみ取ってくれるか。そのあたりは、会社の規模とは別のところにあるからです。
9回も引越しを繰り返すうちに、迷ったり失敗したりしながら、自分に合った業者を見つけるポイントが少しずつ見えてきました。
だから、赤ちゃん連れのときは慎重になった
赤ちゃんとの引越しは、ただでさえ気が張ります。
寝かしつけのリズム、授乳のタイミング、ぐずったときにどうするか。
普通の引越しに、考えごとがまるごと上乗せされる感じです。
そこに「物が壊れた」「連絡がつかない」まで重なったら、もう本当にしんどい!だからこそ、赤ちゃんがいる引越しでは、それまでよりずっと慎重に選びました。
どこで判断を間違えやすいのか
業者選びでつまずくところって、振り返ると、だいたい決まっています。
どれも、私自身がやらかしたり、ヒヤッとしたりしたものばかりです。
「いちばん安い」に丸をつけたくなる
見積もりが3社並ぶと、正直、いちばん安い数字に丸をつけたくなります。
私もそうでした。
1万円違えば、その分ベビー用品が買えるな・・・なんて考えたりして。
でも、安いには安いなりの理由があることに、あとで気づきます。
作業する人数だったり、梱包の手厚さだったり。1日に何件も入れている会社だと、作業が雑になりやすかったり・・・。(繁忙期は特に注意!)
当日に「えっ、これだけ?」と焦るのは、だいたい値段だけで選んだときでした。
口コミの星の数を、そのまま信じてしまう
口コミは、もちろん参考になります。
ただ、書いた人の状況と自分の状況は、けっこう違います。
身軽な単身引越しの「最高でした!」と、赤ちゃん連れの「最高でした!」は、見ているところが別物なんですよね。
星の数だけで安心せず、「どんな人の、どんな引越しの感想か」まで見ておくと、ズレを防げます。
「赤ちゃんがいる前提」が、すっぽり抜ける
これが、いちばん見落としやすいところです。
業者を比べるとき、つい料金・日程・作業範囲みたいな、一般的な条件で見てしまいます。
当時の私も、そこばかり見ていました。
でも本当に大事なのは、「赤ちゃんがいる我が家の当日が、無理なく低ストレスで回るか」という視点です。
条件表のうえでは同じに見える業者でも、ここで大きく差が出ます。
赤ちゃん連れの引越しで「疲弊しにくい業者」は何が違うのか
赤ちゃん連れで効くのは、料金やサービスのスペック比較ではありません。
「当日、親が疲弊しないか」。本当にこれに尽きます。
私独身時代からの9回の引越しで「これは助かった!」と感じたポイントを紹介します。
① 事前のやり取りが、ちゃんと会話になっているか
これは最初の問い合わせや見積もりの時点で、わりとわかります。
え?!と思いますよね。でも実際には結構重要なポイントなんです。
赤ちゃんがいると伝えたときに、「ベビーベッドの解体は事前にお願いできますか?」「箱詰めサービスなどは使いますか?」などと、こちらの状況をくみ取って聞いてくれる。
そういう業者は、当日もたいてい安心でした。
逆に、伝えた情報がスルーされて定型の見積もりだけ返ってくると、ちゃんと把握してくれているのかな?と不安になりますよね。
② 赤ちゃん前提で相談しやすいか
私が独身時代から9回の引越しをする中で、
「これは助かった!」と感じたポイントを3つ紹介します。
どれも特別なサービスではありません。
でも、当日の余裕を大きく左右するものでした。
時間の融通がきくか
赤ちゃんがいると、時間が読めません。
だから午前便・午後便を選べるか、昼寝を避けたい・授乳で少し待ってほしいといった相談に乗ってくれるかで、当日の余裕がまるで変わります。
「便指定は追加料金です」で終わる業者と、
「時間指定は追加料金がかかりますがお子さんのリズムに合わせましょうか」
「時間帯に配慮することはありますか?」
と言ってくれる業者。
同じ料金でも、当日の安心感は別物でした。
女性スタッフを希望できるか
これは絶対条件ではありません。
でも、選択肢としてあると、ぐっと気がラクになります。
授乳中の家にずっと男性スタッフだけだと落ち着かない、ということもありますし、女性スタッフがいるだけでも安心につながります。
見積もり時に希望を出せるか、聞いておくと選択肢が広がります。
業者タイプより、対応の安定感を見る
業者には大手・中堅・地域密着・マッチング系などがあります。
赤ちゃん連れで私が重視したのは、価格よりも「当日を安心して任せられるか」でした。
人員に余裕があり、段取りが標準化されている中堅〜大手は安心感があります。
ただし、規模が大きければ必ず安心というわけではありません。
(実際に私が対応で苦労したのも大手でしたし・・)
だからこそ、会社の大きさだけで決めるのではなく、「赤ちゃん前提で話が通じるか」を見ておくことが大切です。
③ 「赤ちゃんがいます」と伝えてあるか
ここまでいくつかのポイントを書いてきましたが、正直、全部を完璧に比較しようとすると疲れてしまいます。
寝不足の頭では、なおさらです。
もし一つだけやるなら、私はこれをおすすめします。
業者を完璧に選ぶことよりも、「赤ちゃんがいます」と伝えておくこと。
これだけで、当日の動き方は大きく変わります。
「赤ちゃんがいます」の一言が、当日の安心を作る
ここまで3つの判断軸を並べてきました。
でも正直に言うと、これを全部完璧にチェックしようとすると、それだけで疲れてしまいます。
寝不足の頭では、なおさらです。
そこで、いちばんシンプルで効いたのが、これでした。
「赤ちゃんがいます」と、先に伝えておくこと。
伝えてあるだけで、当日の動き方が変わる
「赤ちゃんがいます」と知っているスタッフは、自然と動き方を変えてくれます。
たとえば、玄関先での声を少し落としてくれる。
子供の様子を確認しつつ作業を進めてくれる。
ベビーベッドや授乳まわりの荷物を「先に運びますか、後にしますか」と聞いてくれるなど。
どれも、書き出すと小さなことですが、
赤ちゃんを抱えて当日を迎えると、この小さな配慮の積み重ねで、疲れ方がまったく違います。
逆に、何も伝えていなければ、スタッフはいつも通りに動きます。
それは手抜きではなくて、ただ「知らないから」なんですよね。
伝え方は、完璧じゃなくて大丈夫
身構えなくて平気です。
私自身は、当日の朝の挨拶のときに、こんなふうに伝えていました。
「今日、下の子がまだ小さくて。作業中にご質問いただいてもすぐに対応できないことがあるかもしれませんが、今日はよろしくお願いします。」
これくらいのゆるさで十分でした。
きれいな言い回しを用意する必要はなくて、「小さい子がいます」のひとことだけでも、相手の動き方は変わります。
お願いというより、「気にかけてもらえると助かる」というスタンスのほうが、相手も動きやすそうでした。
「完璧な業者」より「当たりに近づける伝え方」
9回引越して、ひとつ思うことがあります。
全員にとっての完璧な業者なんて、たぶん存在しません。
担当者も、当日来るスタッフも、荷物量も、部屋の条件も、毎回少しずつ違うからです。
だとしたら、私たちにできるのは、完璧な一社を引き当てることよりも、どの業者になっても当たりに近づける伝え方をしておくこと。
「赤ちゃんがいます」の一言は、その入口です。
判断軸で業者を整理して、最後にこの一言を添えておく。
それだけで、当日の景色はずいぶん変わります。
業者選びで詰まないための段取り|いつ動けば間に合うか
ここまでで「何を見るか」「何を伝えるか」は整理できました。
あとは、動くタイミングと順番だけ。
ここを押さえておくと、慌てずに進められます。
見積もりは、思っているより少し早めに
引越し業者は、希望日が近いほど予約が埋まっていきます。
とくに2月後半から4月前半の繁忙期は、3〜4週間前でも希望の業者が押さえられないことがあります。
赤ちゃん連れなら、当日の体力にも余裕を持ちたいところ。
できれば引越し希望日の1ヶ月前には、見積もりを取り始めると安心です。
繁忙期を外せる日程なら、3週間前くらいでも間に合います。
一括見積もりは「電話の多さ」で選ぶ
複数社をまとめて比べるなら、一括見積もりサイトが便利です。
ただ、これも選び方を間違えると、逆にぐったりします。
申し込んだ瞬間に十数社から電話が鳴りやまない、というタイプもあるからです。
寝かしつけ中に電話が鳴り続けるのは、想像するだけでつらいですよね。
電話が控えめだったり、メール中心でやり取りできたりするタイプを選ぶと、子育て中でも消耗しません。
電話の上手な断り方は、別の記事でまとめています。
→ 子育てママへ|引越し一括見積もりの電話、3日で終わる整え方
比べすぎて、決められなくなる前に
ここまで読んで、もしかすると、こんな状態になっていませんか。
どのサイトを見ても、業者はみんな良さそうに見える。
口コミは割れていて、調べるほどわからなくなる。
赤ちゃん対応のことまで、とても自力で比較しきれない。
私も、何度もそうなりました。
そして気づいたのは、「全部を自分で比較しきろうとしない」ことでした。
完璧な一社を探し当てるより、まず数社を並べてみて、「赤ちゃんがいる前提で、ちゃんと話が通じるか」を1〜2社の見積もりで見てみる。
それだけで、判断の軸がすっと定まります。
「全部調べて選ぶ」のではなく、「並べて、感触を見る」。
そのくらいの気持ちで使うと、一括見積もりは比較疲れの解毒剤になります。
まずは「並べてみる」ところから
私が使っているのは、SUUMOの引越し見積もりです。
▶︎ SUUMO引越し見積もり
選んだ理由は、電話が控えめで、子連れでも消耗しにくかったから。
最初から一社に絞らず、「並べて感触を見る」のにちょうどよかったんです。
赤ちゃんがいる前提で話が通じる業者かどうかは、見積もりの返信や質問の角度で、けっこう見えてきます。
一社で決めかけている方も、念のためもう一社だけ並べておくと、あとから「やっぱり比べておけばよかった」が減ります。
おわりに|業者選びを、肩の力を抜いて
赤ちゃん連れの引越しは、ただでさえ気を張る場面の連続です。
業者選びまで完璧にやろうとすると、いちばん体力を残しておきたい当日に、息が切れてしまいます。
完璧に選ぶことよりも、判断軸をいくつか整理して、「赤ちゃんがいます」のひとことを添えておく。
それだけで、当日の景色はずいぶん変わります。
最後に、いまの状況に合わせて、次の一歩だけ置いておきますね。
これから業者を探す方へ
まずは1〜2社、見積もりを取って「赤ちゃん前提で話が通じるか」を確かめてみてください。
比べるのは、そこからで遅くありません。
すでに見積もりを取っている最中の方へ
いま手元にある見積もりに、「赤ちゃんがいて、当日の動き方を相談したい」と一言添えてみてください。
その反応で、その業者の感触がかなり見えてきます。
もう業者を決めかけている方へ
当日の朝、寝かしつけや授乳の予定をひとことだけ伝えておいてください。
それだけで、当日の安心はずいぶん変わります。
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引越し全体の段取りは、こちらでまとめて整理しています。
→ 赤ちゃん連れの引越し|段取り完全ガイド
費用の相場感が気になる方は、こちらをどうぞ。
→ 子連れ引越しの費用相場|引越し9回の私が見つけた3つの工夫
一括見積もりの営業電話が心配な方は、こちらが参考になります。
→ 子育てママへ|引越し一括見積もりの電話、3日で終わる整え方
無理しすぎず、あなたのペースで進めてくださいね。